【今日も今日とてジャグ日記#21】
パチンコとスロット
スロット一本でパチンコは十数年以上打っていない輝喜です。
パチンコはラッキートリガー3.0プラスの登場で、射幸性が極限まで高まりを見せている。
が、稼働に必ずしも良い影響を与えていないようで、一部では「パチンコ終わり」などと揶揄される動画も拡散されている。

では、一方のスロットはどうだろう。
コイン単価4円超の機種が続々登場し、それらによって稼働が復活したホールも多いと聞く。ただ、その影響でノーマルタイプの扱いが酷くなってやしないかと嘆く声も少なくない。
新たなBT機もコアなファンには刺さっているものの、設定状況がイマイチで負ける公算が高い。となれば、ゲーム性のバラエティに乏しいノーマルの稼働が伸びないことは自明の理。
そんな理由から、低設定でも誤爆の期待が持てるスマスロに稼働が集中するのも自然な流れだと言える。
ただ、打ち手には大きく勝ちたいと考える人ばかりではないことをホールには考えてもらいたい。自分のように少ない額でよいから勝率にこだわる打ち手も少なくない。
であるが故、ノーマルやBT機、ジャグラー、アクロスなどの100%を超える機種の扱いを見直してもらいたい限りである。
この先、スマスロに出玉規制がかかれば、5号機、6号機へ移行した時代のようにジャグラーに頼らざるを得なくなるのだから…。
今回のジャグラー実戦
では、実戦の話に移っていこう。
当コラムの掲載データはプラスで終わっているものが多いが、当然負けデータも存在する。
今回はその中から象徴的なデータをピックアップしてレポートしよう。要は失敗から学ぶべきことをピックアップするということだ。
10月某日。
実戦店は月2レベルのイベントである。
イベント内容は、スマスロやジャグラー各機種に高設定が導入。全台、塊、末尾などで設定を使わず、ランダムに高設定を高設定を投入するのが過去の傾向だ。
当日は抽選番号が悪く、入店後に空いていたのはアイム・ゴージャグ・ハッピー。どうせ打つなら好きな機種のハッピーをチョイスした。
初当たりは33G。REGだったのは残念だが、低投資でだったので良しとしておく。

続いてはクレジット内でBIGをゲット。
開始100G弱でBR1回ずつ。最高の滑り出しと言ってよいのではないだろうか。
さらに43GでREGを引き、176GでREGを引き、74GでREG。BIG偏向タイプと言ってもREG確率により大きな設定差があるので、REGが先行することは悪いことでは決してない。
だが、114GでREGを引いた後、150G余りを消化したところで出玉が飲まれてしまった。
BIGは1回だが、REGは設定6の確率を遥かに超えている。強いイベントであるし、まだハマリも喰らっていないので、当然続行する。
幸いにして追加2000円で静かに先告知が発生してくれた…が、またしてもREG。
この段階でかなりイラついていたが、クレジット内連チャンで再びREGに当選し、自分の中で何かが壊れたような気がした。
こうなったら、BIGを引くまで粘ってやる。
そう思いながら打っているとハマリは300Gを超え、400Gを超え、追加投資が10000円に到達したとき、ようやくBIGに当選した。

REG確率だけを見れば設定6を凌駕しているわけで、多少なりともBIGが連チャンしてくれるはず…という思いは儚く、全飲まれと言う形で決断を迫られることとなる。
基本的に投資は10000円と決めている。しかし、今回はREG確率が良過ぎたためにそれ以上を投資してしまった。
加えて、実戦開始から一貫してブドウ確率が悪かったことを考慮して実戦は終了した。
【今回の実戦データ】
33 REG 2K
38 777
43 REG 🍒
176 REG
74 REG 🍒
144 REG
243 REG 先 2K
29 REG 🍒
477 777 10K
201 ヤメ
総ゲーム数 1458G
BIG-2回(1/729.0)
REG-7回(1/208.2)
投資 14000円
獲得 0枚
収支 -14000円
【🍇の推移(回数:ゲーム数:出現率)】
100 617 1/6.17
150 902 1/6.01
200 1236 1/6.18


REG確率が突出してしまった今回のようなケース、長くジャグラーを打っていれば何度も遭遇することだろう。
自身にもマイジャグで苦い経験がある。
2000G消化時点ででBIGが2回、REGが11回。BIG確率が1/1000だったため、高設定はないだろうと考えてヤメることにした。
するとそこから5000枚ほど出されてしまった。
しかし、これは極めて稀なケースで、多くの場合はBIGを引けないと言っても1/300~1/400の確率で推移してくれる。
今回のようにREG確率が良好とは言え、BIG確率が1/700を下回った上で追加投資する状況なら、撤退を考えても問題ないと思う。
ましてこの日はブドウも悪かったわけだし…。

この台が仮に設定5or6だったとしたらプラ転の可能性があるだろう。
しかし、設定3or4の場合は厳しい状況になる。ましてや設定1や2だったら、目も当てられない状況になるのは間違いない。
強い日だっただけに設定1or2は考えにくいが、設定3or4は十分あり得る。…と言うか、その線が最も濃いと考えるのが自然だろう。
ジャグラーは設定示唆や確定演出がないため、判別が難しくダラダラと引っ張られやすい。
そこで、自分はこう考えている。
“基本的に設定6だとは思わず、基本はあって設定4だと考える”
故にジャグラーは、BIGやREG、ブドウ確率の何れかに少しでも不安を覚えたらヤメるべきである。
今日も今日とてジャグ日記
ジャグラーで年間3桁万円のプラスのスロプロ輝喜(てるき)が、ジャグラーとの向き合い方や立ち回る姿を語る実戦コラム。スロプロが語る勝利への道筋とは?
©️KITA DENSHI